トップ > 文化政策レクチャー > 文化政策レクチャーVOL.3「指定管理者制度と公立文化施設」 − レポート
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文化政策レクチャー

※このレクチャーはミュージアム・シティ・プロジェクト主催「天神芸術学校2004」の一部でもあります。
「天神芸術学校2004」についてはこちら!

アートサポートふくおか 文化政策レクチャーVol.3
指定管理者制度と公立文化施設

講師:高知女子大学文化学部教授 鈴木滉二郎氏
2004年10月22日(金)19:00〜21:00

レクチャー風景レクチャー風景レクチャー風景
5月に開催した公開勉強会「公立文化施設民営化の課題と展望〜指定管理者制度を契機として〜」での議論を深めるために開催した3回目の文化政策レクチャーは、ミュージアム・シティ・プロジェクト主催「天神芸術学校2004」のマネジメント・文化政策コースの一部でもありました。
講師の鈴木滉二郎先生のお話は各地の事例も交えつつ論点を整理された内容で、指定管理者制度の背景を効率化や企業経営のコンテクストと分権化・市民参加というもうひとつのコンテクストとして提示されました。また、文化施設本来の役割を果たすためには創造ユニットを擁した運営が必須であることや、評価の問題にも触れられ、文化施設の現場や文化行政担当者が多かった参加者アンケートを見ても好評でした。

質疑のときに出された意見で、行政内部でばかり話がされているようで市民が議論に参加することが必要だという指摘がありました。特に中小規模のまちの文化施設は住民の創造・交流拠点としてのあり方が本来の姿であり、主役である住民が加わっての議論が当然j必要です。行政にお任せでなく住民も行動を起こさなければなりません。そして、私たち「アートサポートふくおか」のような「つなぎ役」が何かを仕掛ける必要をあらためて感じたレクチャーでした。(古賀弥生)

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