
2021年度事業計画
《21年度事業の考え方》
21年度はアートサポートふくおか設立から満20年を迎える年であり、民間非営利組織
としての運営を休止する大きな節目となる。これまでの人材育成事業で縁をつないできた方々
に「アートで人とまちをしあわせに」というアートサポートふくおかのコンセプトを引き継い
でいただけるよう、特に「ぶっとびファンド」で助成対象とした団体のネットワーク形成に
重点を置く。
*以下の事業は、新型コロナウィルス感染拡大の状況を見極め、予防に努めながら臨機応変に行っていく。
T 芸術体験サポート
T−1 高齢者の芸術体験コーディネート事業(継続)
PDダンス(パーフェクトダンス/パーキンソンダンス)については、引き続き成果検証と発信を行う。
「なみきスクエア」からの依頼による認知症カフェで行う芸術体験型活動は、回数が増えダンス1回、演劇1回、音楽1回の実施を予定。運営ノウハウを介護事業者等有志の団体及び「なみきスクエアみらいネットワーク」へ引き継ぐ。
T−2 子どもの芸術体験コーディネート事業(継続)
学校、地域における子どもの芸術体験ワークショップ等の実施について、他団体主催事業への協力も含め実施する。文化庁助成金を活用した伝統文化体験事業をサポートし、福岡市内の青少年育成団体等の協力のもと現場のコーディネートを行う。
U 芸術文化を通じた地域共生社会の実現(継続)
U−1 フリースクールでの演劇ワークショップに関するコーディネートと成果検証
(継続)
「なみきスクエア」主催事業として実施される、フリースクールにおける演劇ワークショッ プについて、コーディネートと成果検証を担当する。吉柳佳代子氏を講師として年間10回 実施予定。その成果を論文にまとめる。
V アートと地域をつなぐ人材養成
V−1 「芸術文化のまちづくりゼミ」の開催(継続)
2006年度に開始したコーディネーター養成講座の発展形である「芸術文化のまちづくり
ゼミ」を毎月定例の「@古賀研究室」として第3火曜日の夜に開催。コロナ禍の状況を見なが ら実施の時期を探ることとする。
V−2 「ぶっとびファンド」の運営(継続)
第3回「ぶっとびファンド」を4〜5月に募集。第4回募集(最終)は12〜1月に実施予定第1回助成団体(15団体)による報告会は2021年4月に開催。第2回を12月に開催予定。第3回第4回の報告会は2022年度に実施する見込み。「アートで人とまちをしあわせに」というアートサポートふくおかのコンセプトを多彩なアーティスト等に引き継いでもらうため、助成対象団体の関係者によるフェイスブック・グループを立ち上げ、ネットワーク化を促進する。
V−3 学生による文化のまちづくり活動等支援(継続)
学生が行う文化のまちづくり活動への支援、芸術体験ワークショップの企画運営サポート等を行う。
V−4 他団体の人材養成事業等への協力(継続)
研修講師、原稿執筆等、他団体による人材養成事業への協力を行う。
W 被災地に対する芸術文化を通じた復興支援事業(継続)
阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震の被災地で、演劇を中心とする芸術文化ができる
ことを考える「The First Action Project」の支援を検討する。
X 情報提供事業(継続)
アートサポートふくおかの事業に関する情報を中心にメールを通じて提供する。メールでの情報提供は、2022年度実施予定の「ぶっとびファンド」助成活動報告会(第3回、第4回)の告知等をめどに終了する。協力会員を対象としたニューズレターは5月、8月、11月(50)の発行をもって終了する。公式サイトは、団体としての活動を休止することを周知するため、当面の間残すこととする。メールアドレスも同様に当面、使用を継続する。
Y その他(継続)
NPO法人の役員、行政の各種審議会等の委員等を担当する。
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