企業の社会貢献活動フォーラム
― 企業とNPOとのパートナーシップを展望する ―
2005年7月14日(木)18:30〜20:30 福岡市人権啓発センター研修室
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※このフォーラムを共同主催したNPO法人ふくおかNPOセンターのHPにもレポートが掲載されています。
http://www.npo-an.com/kigyouforum_report.htm
7月14日夜、「企業の社会貢献活動フォーラム〜企業とNPOのパートナーシップを展望する」を開催しました。
今年、NPO法人ふくおかNPOセンターと共同で実施した企業の社会貢献活動に関する実態調査の結果報告と、県内外の、企業の社会貢献活動の最前線に精力的に携わるお3方からの事例紹介。
私からは上記調査の芸術文化支援(メセナ)に関わる部分についての分析結果を報告しました。
全体の構成がテンコ盛りのフォーラムだったので時間が足りず、掘り下げるところまではいきませんでしたが、そこは今後の展開に期待していただくとして、社会貢献活動の実践報告をしていただいたお3方の言葉は、行動に裏付けられているだけに大変重みがあり、この方たちのお話を聞けただけで今夜はオトク、と(主催者なのに)思ってしまいました。
印象に残った言葉:(株)佐賀銀行の多良淳二さん
「今後の社会貢献活動は、企業同士の連携とNPOへの委託が鍵となる。その際、方向性が同じところとのパートナーシップを検討することになるだろう。NPOには信頼できる団体であることを積極的にアピールしてほしい」
九州労働金庫の谷本慎一郎さん
「NPOと企業の関係作りには、ミッションの実現をともに目指すことができるかどうかがポイント」
(株)タカミヤ(釣具のポイント)の橋本潤さん
「行政は、公共サービスの多様化といいつつ、なにもかもやりすぎていないか。できないことは任せていいのでは?
NPOは企業から見ると、隙間をうめながらいろいろやっているな、というくらいの印象。もっとNPO側からの積極的な提案がほしい」
これから企業とNPOとのパートナーシップを絡め、社会貢献活動を促進していくにあたり(アートサポートふくおか的にはメセナ活動の喚起)、たくさんのヒントが含まれていたように思います。
アートサポートふくおかでは、今後もふくおかNPOセンターと一緒にこの分野での話題提供、問題提起を続けていきたいと思います。
どうぞご注目ください。(古賀弥生)
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