体験セミナー:演劇と教育のしあわせな関係を探ろう〜英国の手法に学ぶ〜
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セミナー記録誌の案内
今回のセミナーは英国・エジンバラの地域劇場「シアターワークショップ」の芸術監督、ロバート・レーさんと、東京に本拠地を持つNPO法人シアタープランニングネットワークの中山夏織さんをお招きし、ロバートさんによる英国での演劇と教育、地域とのかかわりに関するレクチャー、指導者向けワークショップ、ロバートさんが実際に子どもたちとのワークショップを行うモデル授業の3本立てで実施しました。
レクチャーは、ロバートさん自身が「ドラマ教師」「ドラマ・セラピスト」「地域劇場の芸術監督」という3つの立場で演劇に関わるようになった経緯など、ご自分の体験を通じて演劇が教育や地域に対してどんなことができるのかを語っていただきました。2,3時間のレクチャーではフォローできない、
幅広くて深い内容なので難解な話にならないか心配していたのですが、参加者のみなさんは真剣に食いついてくれました。
ワークショップとモデル授業では、ロバートさんの技術をしっかり披露していただき、実際に子どもたちとの演劇ワークショップに携わる参加者の方々には大いに刺激になったと思います。
今回の企画は、参加者同士の交流も大きな目的でした。その意味で学校の先生方や演劇関係者など多彩な参加者がお互いに名刺や自分の活動に関わる資料を交換し、貪欲に「交流」しておられたのが、オーガナイザーとしてはなにより嬉しいことです。ここから新しい動きが生まれ、私たちが「アートサポート」できたら、最高の成果といえると思います。
過密スケジュールの中、終始ていねいに参加者と向き合ってくださったロバートさん、中山さんに感謝申し上げます。また、熱心に参加してくださったみなさん、ご協力いただいた原西小学校のみなさん、そしてスタッフのみなさん、お疲れ様でした。ありがとうございました。(古賀弥生)
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