トップ > 文化政策レクチャー 

文化政策ミニレクチャーVol.5
ダンスと地域・社会〜「繋がり」をつくる〜
★スピーカー:JOUさん(コンテンポラリーダンサー&振付家) 終了しました。

 アートマネジメントの最前線で活動する人材からビビッドな話題を提供してもらう「文化政策ミニレクチャー」シリーズ。5弾は、コンテンポラリーダンサー&振付家のJOUさんに「ダンスと地域・社会」と題して語っていただきます。
 JOUさんは2008年、東京都台東区浅草を舞台としたビデオダンス作品を制作しました。「コンテンポラリーダンスという新しい身体表現ダンスと、地元地域や芸能とが愉しく結びつき、新しい未来の可能性への一歩となってほしい」という願いを込めて制作された作品は、浅草の町を冒険するダンス対戦ゲーム映像。伝統から現代まで、個性あるダンスのキャラクターやまちの人が登場するユニークな作品です。
 また、20115月には、「これから日本が元気になるには、きっとますます必要になるのでは?」と思う3要素、「集まる」「繋がる」「身体」をテーマに、三鷹天命反転住宅内にて7日間にわたるダンスイベントを開催。個人のより良い生活と真に豊かな社会をつくるために、ダンスでできることを模索・実践しておられます。

 ミニレクチャーでは、JOUさんの活動について映像を交えて紹介していただくとともに、アーティストとしての地域や社会との関わりについてうかがいます。

・・・・三鷹天命反転住宅での滞在型ダンスイベントの実施にあたって、JOUさんがブログ「jou日記」に掲載した言葉より・・・・

3.11の震災後、世界は一見同じようでいて、全く違うものになってしまいました。「非常時」に私達を支えてくれたのは、「日常」からの繋がりであったように思います。何よりもまず必要な行動は「命を守ること」〜その後の避難生活では、「衣食住に必要なものを整えること」。震災後の様々な対応状況を見ていると、日常から「人や情報と繋がること」の大切さがそこにはありました。
 ダンス的身体と繋がり:「舞台芸術としてのダンスは、こういう時には、一番最後まで役に立たない」と無力感に囚われました。けれどももし、日常の中に「ダンス的身体」があるとすれば、避難生活にも少しは役に立つかもしれない。そうした種まきを、ダンスで生息する立場の者として、日常から怠ってはいけないのではないか?(後略)

◆日時:2011829日(月)19:0021:00

◆場所:福岡市NPO・ボランティア交流センター「あすみん」セミナールーム
      (福岡市中央区大名2-6-46 青年センター5F)     

◆スピーカー:JOUさん  *プロフィール*

「長い手足、自由度の高い身体、それを繊細にもダイナミックにも動かし、半径1mの円の中で踊り続けて飽きさせない身体のボキャブラリーを持っている。なのに、いきなりマヌケなネタを平気でかます面もあり、気が抜けない」(乗越たかお著:コンテンポラリーダンス徹底ガイド)
Odorujou」時々主宰。すなわち、わくわく心躍る企画担当。「個性ある身体」を起点に、皆さんの問題解決や目標に向けて真剣に取り組み、社会貢献を目指します。
創造的身体資源の開発と芸術文化環境の向上は、世に恩恵をもたらし、個人のより良い生活と、豊かな社会作りができるのではないか? 身体不在の現代社会において、コンテンポラリーダンスが包有する、社会にもたらすであろう様々な有益な可能性と、その価値を信じて活動中。

◆参加費:500

◆申込みFAXまたはメールで、@お名前Aご所属Bご住所C電話番号Dメールアドレスを
           アートサポートふくおか
までご連絡ください。

アートサポートふくおか 〒812-0884 福岡市博多区寿町3-5-22-806 Tel.090-7462-1657 fax.092-591-6517